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赤ちゃんのおむつかぶれの原因と対策|正しい方法でスキンケアを

監修:竹内想

プロフィール

2016年に医学部を卒業後、市中病院での初期研修や大学病院での研修を経て現在は皮膚科医として勤務。皮膚科医として専門的な内容をわかりやすく伝えることに重点をおき、WEB記事の作成や監修に携わっている。

赤ちゃんの肌は、ツヤツヤ・モチモチ・スベスベで「理想的な肌」というイメージですが、実はとても未熟でデリケート。厚みが大人の半分程度しかなく、外部刺激から肌を守るバリア機能が未発達な状態です。湿疹などの肌トラブルも多く、毎日のスキンケアが欠かせません。

今回は赤ちゃんによくみられる肌トラブルの一つ、おむつかぶれについて解説していきます。原因と正しい対処法をよく知り、適切なホームケアを行って、お子さんのおむつかぶれへのリスクを減らしましょう。

赤ちゃんのおむつかぶれとは?

おむつかぶれは、おむつをはいている部分に生じる炎症性の皮ふ症状(湿疹)の総称です。医学的には「おむつ皮ふ炎」とよばれます。

おむつが原因でかぶれや炎症が起きること

おむつかぶれは、一般には肌へのおむつや排泄物の接触による「かぶれ」(接触性皮ふ炎)を指します。
通気性のよい紙おむつが増えて軽減傾向にはありますが、赤ちゃんには比較的よくみられるトラブルです。ある調査では1歳以下の約70%、1歳~1歳半の約50%に発生すると報告されています注1
注1:松永佳世子ほか:おむつに関するアンケート調査.第144回東海地方皮膚科学会

乳児寄生菌性紅斑などの特別な皮ふ疾患ではない通常のおむつかぶれならば、皮ふを清潔で乾燥した状態に保ち、中が蒸れないようにおむつ替えをこまめに行えば自然に治ることが多いです。ただし、自己判断は禁物。おむつかぶれができたら医師に相談しましょう。軟膏などの治療が必要なケースもあります。

おむつかぶれの具体的な症状

①炎症を起こして赤みを帯びる(紅斑)、②盛り上がったりブツブツが生じる(丘疹)、③皮ふが剥けて赤くただれる(びらん)──などの症状が一般的です。かゆみやひりひりした痛みが生じるため、赤ちゃんがよくむずかったり、おむつ交換の際に泣き出したりします。

性器や肛門の周囲がうっすら赤くなってきたり、赤ちゃんがおしりを気にするそぶりをしたり、おしりを拭く際や沐浴時・入浴時に痛がったりしたら、おむつかぶれになり始めたサインです。

おむつかぶれになりやすい場所

肛門周りや性器を中心に、ウエストや脚のつけ根、太ももなど、おむつが当たっている部分に炎症が起こります。悪化すると、別の皮ふの病気かと不安になるほど、真っ赤にただれます。

通常のおむつかぶれは「あせも」とは異なり、肛門周りや性器以外のおむつが直接触れない部分に炎症が少ないのが特徴です。また、カンジダの感染による皮ふ炎と違って、皮ふのシワの間も赤くなりにくくなっています。

赤ちゃんのおむつかぶれの主な原因


おむつかぶれは、①おむつの中のムレ、②おむつやおしり拭きの摩擦刺激、③おしっこやうんちによる刺激、などの要素が組み合わさって生じます。おむつかぶれの原因や誘因について学んでいきましょう。

おむつの中のムレ

おむつかぶれの基本的な原因は、おむつの中のムレです。おむつ内が常に高温・多湿状態になることで、皮ふがふやけて、ダメージを受けやすくなります。普段から定期的におむつ替えをし、おむつかぶれのサインがみられたら、交換の頻度を上げましょう。

おむつやおしり拭きの摩擦

おむつ内は、常に高温・多湿の環境にあり、皮ふの表面がふやけた状態です。そこに、おむつによる摩擦、おむつ替えの際のおしり拭きの摩擦が加わることで皮ふのバリア機能が弱まり、さらに排泄物の刺激が加わると、おむつかぶれに発展します。

おむつの摩擦、おしり拭きの摩擦は、おむつかぶれを引き起こす重要な要素。なるべく少なくしてあげましょう。サイズが合わない小さいおむつや、ギャザーの力が強いものの使用は控え、おしりを拭く際は、刺激にならないようにやさしく行います。おむつかぶれのサインが現れたら、おむつやおしり拭きを別のものに変えることも一つの方法です。

赤ちゃんのおしっこやうんち

おしっこやうんちによる皮ふの刺激は、おむつかぶれを引き起こすもう一つの重要な要素です。バリア機能が弱まった皮ふに、おしっこに含まれるアンモニア、うんちに含まれる酵素などの化学的な刺激が加わると、おむつかぶれが生じます。

うんちはやわらかいほど、皮ふをふやけさせ、皮ふの刺激となる未消化の酵素も多いです。下痢を起こしているときは、特におむつかぶれになりやすいので、いつも以上に気をつけておむつの中を清潔で乾燥した状態に保ちましょう。

赤ちゃんの体調

赤ちゃんの体調が悪かったり栄養が不足したりすると、皮ふを外部刺激から守るバリア機能が正常に働かず、おむつかぶれになりやすくなります。普段から赤ちゃんの肌の様子をチェックし、おむつかぶれになりやすい部分に肌荒れなどが生じないよう、しっかりと保湿ケアを行いましょう。

赤ちゃんのおむつかぶれを防ぐために大切なこと


原因になる、おむつの中のムレ、おむつやおしり拭きの摩擦による刺激、おしっこやうんちによる刺激の軽減が、おむつかぶれを防ぐポイントです。具体的な対策について、紹介していきましょう。

対策1:赤ちゃんのおむつを汚れたままにしない

おしっこやうんちの肌への接触を少なくすることが、おむつかぶれ対策の基本です。汚れたらできるだけ早く、おむつを替えてあげましょう。放置すればその分、おむつの中が蒸れ、皮ふがふやけて刺激に弱くなりますし、おしっこやうんちの刺激に長くさらされることになります。

対策2:赤ちゃんの肌についた汚れをきれいに拭き取る

おしっこやうんちの拭き残しがないよう、おしり拭きで丁寧に拭き取りましょう。ただし、ゴシゴシと強く拭くのはNG。皮ふの組織に傷がつかないようにやさしくぬぐいます。汚れがひどかったり、おむつかぶれの初期症状を見つけたりしたら、ぬるま湯のボトルシャワーや座浴で洗い流し、ティッシュやタオルでやさしく拭いてあげるのもよいでしょう。

対策3:おしりを乾かしてからおむつをはかせる

皮ふが濡れた状態だと、新しいおむつをはかせても、中がすぐに蒸れた状態になってしまいます。おしりをよく乾かしてから、新しいおむつをはかせましょう。おしりを拭いた後、ティッシュで水気を吸い取ります。寒くない季節なら、少しの間おむつをはかせず、おしりを空気にさらすとよいでしょう。

おしりを洗った後は、やわらかいタオルでやさしく押し拭きして、水分をよく吸い取りましょう。

対策4:スキンケアを行う

おむつ交換の際、おしりを清潔にした後は、少し乾燥させて、赤ちゃん用のローションやマタニティクリームなどで肌を保護します。日ごろのスキンケアで、肌バリアをサポートすることが大切です。

おしりを洗うときには、赤ちゃん専用の肌にやさしいベビーソープを使いましょう。その後はローションやクリームでの保湿を忘れずに。

皮ふの荒れが目立つときは、あせも(汗疹)や乳児寄生菌性紅斑、乳児脂漏性皮ふ炎などの場合もありますから、小児科や皮ふ科を受診して医師に相談してください。抗生物質やステロイド薬などの塗り薬が必要になるケースもあります。

日ごろからのスキンケアが大切

おむつかぶれは、赤ちゃんには比較的よくみられるトラブルです。できてしまっても焦らず、医師に相談しながら、頻回のおむつ交換や肌の清潔、保湿などのスキンケアを行っていきましょう。

おむつかぶれの原因の第一は、皮ふのバリア機能の低下。おむつかぶれができる前から、赤ちゃん用のローションやマタニティクリームで、肌の保湿・保護に努めてください。特に、沐浴後・入浴後のケアが重要です。おむつが汚れたら、すぐに替えて、おしりを清潔に。少し乾かしてから、新しいおむつをはかせましょう。

日々の正しいケアで、赤ちゃんのつるつるのおしり、守りたいですね。

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