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赤ちゃんを乾燥から守りたい!肌に出やすい症状と対策とは

監修:竹内想

プロフィール

2016年に医学部を卒業後、市中病院での初期研修や大学病院での研修を経て現在は皮膚科医として勤務。皮膚科医として専門的な内容をわかりやすく伝えることに重点をおき、WEB記事の作成や監修に携わっている。

赤ちゃんの肌はとても敏感。特に生後2週間ごろまでは外部刺激や乾燥に弱い状態です 。また、一時的に皮脂分泌が多くなる新生児期を過ぎた4〜5か月以降の乳幼児も、乾燥がみられやすい時期。適切なスキンケアで、肌を守ってあげる必要があります。
本記事では、赤ちゃんの肌がなぜ乾燥しやすいか、乾燥するとどうなるのか、乾燥による肌トラブルを防ぐスキンケアについて、詳しく解説していきます!

赤ちゃんの肌が乾燥しやすい理由

赤ちゃんの肌(皮膚)が乾燥しやすく、肌トラブルが起こりやすいのは、生理的なメカニズムに基づく3つの理由があります。赤ちゃんが自力で肌の健康を守るのは難しく、スキンケアが必要です。

生まれてすぐに胎脂がなくなるから

胎脂は、お母さんのおなかの中で赤ちゃんの肌の表面を包む成分です。脂質と水分からできていて、肌を乾燥から守る保湿や抗菌の作用があります。胎脂は、生まれてから24時間くらいでなくなってしまいます。

生後2週間ごろまでは外部刺激や乾燥にとても弱い状態ですから、胎脂がなくなった後の乾燥や肌のトラブルには注意が必要です。スキンケアで保湿をしっかり行いましょう。

赤ちゃんの皮膚は薄く、肌のバリア機能が未発達だから

生まれた直後の赤ちゃんの皮膚は、大人の半分ほどの厚みしかありません。そのため、肌のバリア機能が十分に働かず、外部刺激や乾燥に弱いデリケートな状態です。肌のバリア機能は、大きく次の二つの働きがあります。

肌のバリア機能は、皮膚の一番外側にある角質層(角層)が担っています。角質層の厚さは、大人で平均0.02ミリメートル(食品用ラップと同程度)。赤ちゃんでは大人の70%程度の厚さしかなく、バリア機能も未成熟なのです。

肌を守るセラミドやアミノ酸などの成分が少ないから

肌の角質層の細胞の間に存在するセラミド、細胞内に存在する天然保湿因子(アミノ酸が主成分)が、肌を乾燥から守ります。赤ちゃんは肌が薄く未発達のため、この2つが少なく、水分が蒸発しやすいのです。

肌を乾燥から守る三大保湿因子には、次の3つがあります。



赤ちゃんの肌が乾燥するとどのような症状が出る?

赤ちゃんの肌は、みずみずしくて、ふっくらで、すべすべのイメージがあるかもしれません。しかし、実のところ赤ちゃんの肌は、さまざまなトラブルに見舞われやすいのです。脂漏性湿疹(脂漏性皮膚炎)やアトピー性皮膚炎など、小児科・皮膚科のクリニック・病院の受診が必要な皮膚トラブルに発展するケースもあります。

肌がざらついたりカサついたりする

ざらつきやカサつきなどの肌荒れは、肌のバリア機能が未熟な赤ちゃんに多いトラブルです。ただし、生後2〜3日で生じる全身のカサカサや、細かい皮膚のむけは、自然な現象なので安心してください。新しい世界に出て外の空気に触れることで、一番上の表皮が乾燥して落ちていきます。

通常、数週間(1か月程度続くこともある)できれいになります。長期間続いたり、一部分だけにみられたりするようなら、その他の肌トラブルの可能性を考えましょう。たとえば頭皮がカサつき、フケのような皮膚のむけが続く例もみられます。肌のバリア機能の低下や、保湿やスキンケア不足のサインかもしれません。

肌が荒れて赤みをおびる

肌荒れが進むと、肌が赤みをおびることがあります。肌のバリア機能が低下して軽く炎症を起こしている状態です。

原因はさまざまで、オムツや衣類の摩擦(オムツかぶれ・衣服かぶれなど)、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)などの外部刺激の影響によるものや、次で説明する湿疹などの肌の病変の初期段階の場合もあります。

肌に赤みが出た段階での保湿やスキンケアが、肌のバリア機能を向上させ、肌の病変を予防することも多いのです。日本皮膚科学会のガイドラインや国立成育医療研究センターの研究では、新生児期からの保湿がアトピー性皮膚炎の予防に役立つ可能性があると示されています。

新生児の肌の病変は、数日から数週間で自然消失するケースも多数ありますから、過度に心配する必要はないでしょう。

肌に湿疹が出る

湿疹(皮膚炎)は、肌に炎症が生じて赤い模様やぶつぶつができた状態です。赤ちゃんは、肌のバリア機能が弱いため、湿疹が起こりやすいのです(乳児湿疹)。

生後1〜3日ごろにできる新生児中毒性紅斑、生後2週間~2か月に顔面にできる新生児ざ瘡(新生児ニキビ)など自然消失することが多いもの、肌の清潔に関係するあせも(汗疹)、生後1か月を過ぎたころに多くみられる乳児脂漏性皮膚炎など、それほど心配する必要はなく、スキンケアが大切なものもあります。ひどい場合や次第に悪化する場合は、小児科や皮膚科を受診しましょう。スキンケアだけでは対応しきれず、ステロイド剤などの軟膏治療薬(塗り薬)の塗布が必要な場合もあります。

乾燥肌で赤ちゃんに湿疹が生じることも多いです。医師の指示を受けながら、スキンケアに努めましょう。

赤ちゃんの肌を乾燥から守るために大切なこと


赤ちゃんの肌を乾燥させないために必要なポイントは、清潔と保湿です。 乾燥を防ぐスキンケアの方法、保湿剤の選び方などを紹介します。しっかりと乾燥対策を行い、肌のバリア機能の低下を予防しておくと、さまざまな肌トラブルの回避につながると考えられています 。


毎日の沐浴・入浴


スキンケアの基本は、肌の清潔を保つこと。1日1回、泡タイプの洗浄料(弱酸性ベビーソープなど)を使用し、たっぷりの泡で、全身をやさしく手で洗い、汚れや洗浄料が残らないようにしっかりとすすぎます。

沐浴・入浴の際のお湯の温度

お湯の温度が高すぎると肌の乾燥が進むため、38度前後のぬるま湯を使います。沐浴やお風呂上がりの後は、水分が蒸発して肌を乾燥させやすいので、5分以内をめどに保湿ケアを行いましょう。お風呂上がりの後はどんどん水分が蒸発してしまうため、早めに行うことが大切です。

毎日の保湿ケア

ベビーローションなどの保湿成分配合・無添加・無香料・無着色の赤ちゃん用保湿剤を使い、1日2回ほどこまめに保湿ケアを行います。沐浴・入浴後に加えて朝の着替えのタイミングなどがよいでしょう。。

保湿剤を手のひらで温めてから、赤ちゃんの肌にやさしく塗ります。頭皮、口周り、耳周り、首のシワの部分、脇の下、股の部分など、全身の部位をくまなく、肌の状態をチェックしながら、頭から順に塗っていきます。よだれかぶれしやすい口周囲、オムツかぶれしやすいおしりは、特に重点的に行いましょう。

部屋の湿度

赤ちゃんが過ごす部屋の乾燥にも注意しましょう。赤ちゃんの肌に適した湿度は50~60%といわれています。エアコンの設定にも注意が必要。特に冬場に乾燥すると、ウイルスの活動が活発になってしまいますので、湿度保持は赤ちゃんの感染対策としても重要です。

敏感な赤ちゃんの肌を清潔と保湿でしっかり守ろう!


赤ちゃんのみずみずしくてふっくらですべすべな肌に触れると、とても幸せな気分になるでしょう。毎日のスキンケアで未熟な肌のバリア機能を助け、さまざまな肌トラブルを回避したいですね。
赤ちゃんの肌を守るスキンケアの基本は清潔と保湿。ベビーソープなどの洗浄料、ベビーローションなどの保湿剤などのベビー用品は、しっかりしたアイテムを選びたいですね。衣類やタオル類からの刺激を少なくすることも重要です。洗剤も、赤ちゃんの肌に適したものを選びましょう。

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