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ウガンダ
南スーダン難民支援事業

2016 年に始まった南スーダンにおける武力衝突以降、国外に逃れる難民が絶えず、今も80 万人を超える南スーダン人が難民としてウガンダで避難生活を送っています。セーブ・ザ・チルドレンは、特に脆弱な状況に置かれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった、子どもの発達の包括的な支援を行いました。

2019年活動報告(1)

ウガンダにおける南スーダン難民支援事業

セーブ・ザ・チルドレンは、南スーダン難民を受け入れているウガンダ北西部の難民居住区にて、2016年8月より支援活動を実施しています。
南スーダンからウガンダへ流入する難民数が急増して2 年が経過しましたが、依然として帰還の見通しは立っておらず、継続的な支援が求められています。セーブ・ザ・チルドレンは、これまでの2 年間の活動で得た学びを生かしながら、特に脆弱な状況におかれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった、子どもの発達の包括的な支援を継続しています。以下にこれらの活動の様子を紹介します。

活動内容

1.現地スタッフとのミーティング

駐在員がセーブ・ザ・チルドレンの子どもの保護担当職員やケース・ワーカーとミーティングをする様子。支援している子どもたちの個別の状況や、活動の改善点について議論しました。このようなミーティングを定期的に実施することで、現場での課題に早く気づき、対応し、効果的な支援につなげていきます。


2.「アフリカ子どもの日」イベント

「アフリカ子どもの日」(6 月16 日)に合わせて、「こどもひろば」でイベントを開催しました。この日はアフリカにおいて、子どもの権利に関する大変重要な日として認識されています。イベントでは、子どもたちが劇や歌などを通して自らの権利について訴えました。また、行政職員や養育者が子どもの権利の実現に向けて努力することをスピーチで宣言しました。


3.生理用品の作り方セッション

「こどもひろば」の活動の振り返り会議などを通して、生理用品がないために外出ができず、生理中に活動に参加しにくいと考える女子が多いことが分かりました。そこで、再利用可能な生理用品の作り方についてのセッションを実施しました。布を縫い合わせて中にタオル生地を入れるもので、タオルを洗濯することで繰り返し使うことができます。また、布とタオルさえあればいつでも簡単に作ることができます。


4.就学前教育プログラムのモニタリング

セーブ・ザ・チルドレンの教育担当職員と行政職員が合同で、就学前教育プログラムのモニタリングを実施する様子。チェックリストを用いて、しっかりと出欠がとられているか、時間割が更新されているか、教材はそろっているか、など同プログラムが適切に運営されているかを確認していきます。本事業で実施している就学前教育プログラムについては、行政職員からも高い評価を得ることができています。


5.「こどもひろば」保健サービス

居住地から行政の保健センターまでの距離が遠いために、妊産婦健診を受けられない母親や、予防接種が受けられない子どもがいるため、基本的な保健サービスを月に1回提供しています。医薬品や検査キットなどは基本的に保健センターが提供し、足りない部分をセーブ・ザ・チルドレンが補うなど、保健センターと調整、協力して実施しています。今後は手指消毒液などを調達し、より効果的に活動が行われるよう活用する予定です。


※手洗いせっけんと手指消毒剤は、サラヤの東アフリカ現地法人「Saraya Manufacturing (U) Ltd.」で現地生産された製品が活用されています。


2019年活動レポート【1】(2MB)

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