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ウガンダ
南スーダン難民支援事業

2016 年に始まった南スーダンにおける武力衝突以降、国外に逃れる難民が絶えず、今も80 万人を超える南スーダン人が難民としてウガンダで避難生活を送っています。セーブ・ザ・チルドレンは、特に脆弱な状況に置かれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった、子どもの発達の包括的な支援を行いました。

2018年活動報告(1)

ウガンダにおける南スーダン難民支援事業

ウガンダに逃れる南スーダン難民の数は、ウガンダへの流入が急増してから1年半以上が経った現在でも、月に3,000人以上にのぼっています。新たに流入する難民への支援はもちろんのこと、長期化する難民生活の中で様々な困難を抱える多くの難民への継続的な支援も求められています。セーブ・ザ・チルドレンは、南スーダン難民を受け入れているウガンダ北西部の難民居住区にて、特に脆弱な状況におかれた子どもへの個別支援、「こどもひろば」の運営、就学前教育や栄養支援活動といった子どもの発達の包括的な支援を実施しています。また、クリニックや「こどもひろば」内の「母と子のためのスペース」における手指衛生向上のための活動も開始しました。以下に事業の様子を写真でご紹介いたします。

活動内容

1.子ども同士でサポートしあう「ピア・グループ」

「ピア・グループ」は、子ども同士でサポートしあう体制をつくることを目的としています。子どもの保護担当オフィサーが定期的に会合を開催し、暴力や虐待などの子どもの保護についての情報共有を行ったり、コミュニティへの啓発活動を計画、実施したりしています。


2.保護者向けセッション

「こどもひろば」の活動や、就学前教育プログラムに参加する子どもたちの保護者が参加し、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフと共に、前向きな子育てなどについて話し合いを行っています。


3.代替監護下にある子どもたちとの定例会

南スーダンからウガンダに逃れる過程で親と離散し、親戚や同じ難民居住区に暮らす周囲の大人の代替監護下にある子どもたちが多くいます。こういった状況にある子どもたちが、日々の生活で抱える課題などについて話し合いました。


4.こどもひろば

振り返り会議では、「こどもひろば」での活動に参加する子どもたちが、活動に対する要望について積極的に発言しました。また、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフが、スタッフに対して、絵を描くことを通した子どもたちの心理的ケアについての研修を実施しました。


5.栄養支援

難民居住区では子どもたちが適切な栄養を摂取できていないことが課題となっています。栄養支援活動では、このような調理方法の指導を含む栄養支援のセッションを定期的に開催しています。また、子どもたちの栄養状態を確認したり、保護者に対する栄養指導をしたりしています。


6.衛生・感染症対策

「こどもひろば」に設置した「母と子のためのスペース」の手洗い場に石鹸を設置し、衛生指導も実施することで、家庭における衛生習慣の改善にもつながることが期待されます。
また、難民居住区の保健センターに、手指消毒液を導入しました。診察に訪れた人々や保健センターで勤務するスタッフが使用しています。今後もさらに導入箇所を増やし、感染予防に努めます。


※手洗いせっけんと手指消毒剤は、サラヤの東アフリカ現地法人「Saraya Manufacturing (U) Ltd.」で現地生産された製品が活用されています。


2018年活動レポート【1】(1.1MB)

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