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ウガンダ
南スーダン難民支援事業2

2016年に南スーダン国内で生じた武力衝突により、南スーダンの難民がウガンダで避難生活を送っています。子どもの栄養不良や18歳未満の妊娠・出産も見られている中、母と子の命と健康を守るために母子栄養や保健に関する取り組み強化が求められています。そこで、7つの難民居住区で母子の健康向上、子供の保護、就学前教育などの支援を行いました。

2020年活動報告(1)

ウガンダにおける南スーダン難民支援事業

2016年に南スーダン国内で発生した武力衝突により、多くの人が難民として周辺国に逃れ3年以上が経ちましたが、南スーダン国内は依然として非常に不安定な情勢であり、難民の多くは未だ南スーダンに戻ることが出来ない状況が続いています。ウガンダでは、88万人を超える南スーダン人が避難生活を送っており、南スーダン難民をもっとも多く受け入れている国です。
セーブ・ザ・チルドレンは、2016年8月より、コミュニティが子どもの保護の課題を早期に発見、対応できるよう、地域で子どもの保護に関わるグループの能力強化、子どもたちが安心、安全に過ごすことができる「こどもひろば」の活動運営、就学前教育や栄養・保健支援活動といった、子どもの発達の包括的な支援を継続しています。
以下にこれらの活動の様子を紹介します。

活動内容

1.こどもひろばの活動や運用について

こどもひろばの活動や運営は、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフや運営ボランティアだけでなく、子どもたち自身が意見を出し合い、積極的に参加することで、子どもの視点や意見に基づいた見直し、改善を図っています。各こどもひろばにおいて、定期的に子どもたちと意見交換の場を設けています。


2.就学前教育のプログラム

遊びを通しながら文字を学ぶ、年長(5-6歳)の子どもたちの様子。小学校入学前に、文字や数字、基本的な日常習慣(挨拶、手洗いなど)を身につけることは、子どもたちのその後の発育に非常に重要であると同時に、初等教育における円滑な学びの促進にも欠かせません。


3.調理手法を学ぶ母親グループの様子

「こどもひろば」敷地内にある「母と子のスペース」を訪れる妊産婦や、幼い子どもを養育する保護者向けに、離乳食や妊産婦向け栄養研修、調理実習を行っています。地域で安価に入手しやすい野菜や肉、豆類、果物を実際に用いて、赤ちゃんが食べやすく栄養価の高いペーストの作り方などを実演しました。(写真奥)


4.母と子のためのスペース

手洗いや飲料水用の設備に石鹸や消毒液を配備して使用を促すとともに、利用者に対して定期的に衛生意識向上のためのセッションを継続的に行っています。


※手洗いせっけんと手指消毒剤は、サラヤの東アフリカ現地法人「Saraya Manufacturing (U) Ltd.」で現地生産された製品が活用されています。


2020年活動レポート【1】(1.4MB)

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