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ウガンダ
南スーダン難民支援事業2

2016年に南スーダン国内で生じた武力衝突により、南スーダンの難民がウガンダで避難生活を送っています。子どもの栄養不良や18歳未満の妊娠・出産も見られている中、母と子の命と健康を守るために母子栄養や保健に関する取り組み強化が求められています。そこで、7つの難民居住区で母子の健康向上、子供の保護、就学前教育などの支援を行いました。

2019年活動報告

ウガンダにおける南スーダン難民支援事業

セーブ・ザ・チルドレンは、2016年8月より、特に脆弱な状況に置かれた子どもへの個別支援、また、コミュニティが子どもの保護の課題を早期に発見、対応できるよう、地域で子どもの保護に関わるグループの能力強化も行っています。さらに、子どもたちが安心、安全に過ごすことができる「こどもひろば」の活動運営、就学前教育や栄養・保健支援などの活動を通し、子どもの発達を包括的に支えています。
これらの活動において、ご支援いただいた石鹸や、手指消毒液を活用し、活動場所の衛生を保つとともに、子どもたちや保護者に対する衛生教育にも取り入れています。

活動内容

1.子どもの保護委員会

「子どもの保護委員会」の定期会合前に石鹸で手を洗うメンバー。
「子どもの保護委員会」はボランティアからなる地域の組織で、コミュニティにおいて子どもの保護の問題を早期に発見し、また予防する役割を担っています。虐待やネグレクトなどの課題を抱える子どもを特定した場合は、早期に適切な対応がなされるようにケース・ワーカーにつなぎます。


2.就学前教育プログラム

英語のアルファベットを学ぶ子どもたち。ウガンダの小学校では主に英語を使用しますが、南スーダン難民の子どもたちにとって英語はあまり馴染みがなく、勉強についていけず学校に行くのをやめてしまう子どももいます。そのため、就学前教育ボランティアが、動物や野菜、身近な道具などのイラストや模型などを使いながら、子どもたちに英語の読み書きを教えています。就学前教育プログラムに通った子どもの9割以上が、小学校に入学した後も勉強を続けることができています。


3.母と子のためのスペースを利用する母親たち

「母と子のためのスペース」を利用する母親たちに対し手指消毒液の使用を勧める栄養カウンセラー。施設内の衛生管理や、母親たちに対し家庭内での衛生管理のための指導を行うのも、栄養カウンセラーの役割です。地面に落ちた食べ物はそのまま摂取しない、調理器具は清潔に保管する、調理や食事の前、授乳の前後には手洗いを徹底する、などの基本的な注意事項も母親たちに伝えられます。


※手洗いせっけんと手指消毒剤は、サラヤの東アフリカ現地法人「Saraya Manufacturing (U) Ltd.」で現地生産された製品が活用されています。


2019年活動レポート(1.2MB)

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