「アラウ.ベビーPresents」妊娠・育児のお役立ちコラム「アラウ.ベビーPresents」妊娠・育児のお役立ちコラム

【助産師監修】妊娠線の予防方法は?デリケートな肌に早期のケアを

監修:古市 菜緒

プロフィール

助産師としてこれまで10,000件以上の出産に携わり、5,000人以上の方を対象に産前・産後セミナー等の講師を務める。助産師のレベルが世界的に高いAUSとNZで数年生活、帰国後バースコンサルタントを起ち上げる。現在は、高齢出産の対象であるOVER35の方にむけた「妊娠・出産・育児」をサポートする活動を行う。その他、関連する記事の執筆やサービス・商品の監修、企業のセミナー講師、産科病院のコンサルタントなどを務める。

おなかが大きくなるにつれ、ママになる実感が湧いてくる一方で、妊娠期特有のホルモン分泌の亢進、血流の増加、体温上昇、子宮の増大、体形変化などによるママの心身の変化も大きくなってきます。いわゆる「妊娠に伴う母体の生理的変化」と呼ばれるものです。

なかでも、妊娠線(妊娠線条)は、代表的な皮ふの生理的変化として挙げられます。出産後にも跡が残るケースがあり、実際、妊娠・出産の相談サイトなどでも「産後、妊娠線ができているのに気づきました。消す方法はないでしょうか」などの悩み相談がしばしば寄せられています 。

ただし、妊娠線はすべての妊婦さんにできるものではありません。出産前からの体質や皮ふの状態などによって、できやすさに個人差があるほか、確実ではありませんが「できにくくする」予防法もあり、早めの対策が必要です。
今回の記事では、妊娠線ができる理由、効果的な予防方法、予防ケアを始める時期について、解説します。

妊娠線とは?

妊娠線(妊娠線条)とは、妊娠に伴う体形の急激な変化によって皮ふ上に現れる「ひび割れ」や「亀裂」のような線を指します。おなかが大きくなるにつれて皮ふに縦に入る、スイカの縞模様のような線が典型的です。

おなか(お腹)、バスト(胸・乳房)、ヒップ(お尻・臀部)、太もも(大腿部)など、妊娠によるサイズの変化が大きい部分にできやすくなっています。


おなか(お腹)、バスト(胸・乳房)、ヒップ(お尻・臀部)、太もも(大腿部)

妊娠線のでき始めは赤紫色やピンク色ですが、時間とともに白くなって目立たなくなります。ただし、一度できると消えにくいのが特徴です。

すべての妊婦さんにできるわけではありませんが、デリケート肌や乾燥肌の人、多胎妊娠の人、高齢出産の人、小柄な人はできやすい傾向にあるとされています。


妊娠線ができる原因は?


妊娠線ができる原因は?

妊娠線ができる主な原因は、妊娠による急激な体形の変化、妊娠特有のホルモンの分泌亢進です。

妊娠中はおなか、バスト、ヒップが大きくなりますが、その変化に皮ふが耐えられず、表皮の下にある真皮や皮下組織が裂けてしまい、妊娠線が生じます。うるおい成分のセラミドを多く含む表皮は横に伸びやすい一方、コラーゲンやヒアルロン酸が網目状になった構造の真皮や、脂肪と結合組織からなる皮下組織は横に伸びにくい特徴があり、皮ふが伸展するスピードについていけず裂けてしまうのです。

また、妊娠中はホルモン変化や血流増加の影響により、皮ふの弾力を保つ力が弱まり、肌が乾燥しやすくなります。そのため、真皮や皮下組織が断裂しやすくなっているのも原因です。

妊娠線の基本やできやすい時期に関して詳しくは以下の記事で解説しています。合わせてぜひチェックしてみてください。


合わせて読みたい
【助産師監修】妊娠線はいつからできる?予防とケアの方法とは

妊娠線の効果的な予防方法は?


妊娠線の効果的な予防方法は?

一度できた妊娠線は、皮ふのターンオーバーによって出産後に目立たなくなるにせよ、完全に消すことは難しいため、「できる前の予防」が重要になります。

予防のポイントは、
①保湿ケアで肌のうるおいと柔軟性を保つ
②急激な体重増加を防ぐ
──の2つです。

ケア方法を詳しく紹介します。


予防のポイント① 保湿ケアで肌のうるおいと柔軟性を保つ


皮ふが乾燥すると弾力が失われ、妊娠線ができやすくなります。保湿ケアで肌にうるおいをキープし、やわらかく保つことが重要です。妊娠線が現れ始める前の段階から継続的に行いましょう。

保湿剤の塗り方

保湿用のクリームやオイルなどをたっぷり手に取り、やさしくなでるように全身に塗っていきます。皮ふに負担をかけないよう、丁寧に行いましょう。

おなかは時計回り、次に下から上に塗るとよいでしょう。バストやヒップ、太もも、二の腕など、妊娠線ができやすい部分にも塗布していきます。毛の生えている向きに沿ってやさしくなでるとなじみやすいです。

保湿剤の選び方

基本的には市販されている普通のボディクリームやボディオイルなどよりも、妊娠中の体の変化に配慮された“マタニティクリーム”がおすすめです。マタニティクリームは、なめらかで伸びのよいものが多く、大きくなったおなかもケアしやすくなっています。

また、妊娠中は嗅覚や肌が敏感になる人が多いです。マタニティクリームは無香料・低刺激・無添加処方など、妊婦さんに合わせてつくられているため、香りを気にせず使用できるものもあります。

産後ベビークリーム代わりとして赤ちゃんのスキンケアにも使えるタイプを選ぶと、経済的でおすすめです。

予防のポイント② 急激な体重増加を防ぐ

妊娠中は赤ちゃんの成長に合わせて、ゆるやかに体重を増やすことが大切です。皮下脂肪が厚くなると、それだけ妊娠線ができやすくなります。皮下脂肪の厚さに圧迫されて真皮が引っ張られ、断裂しやすくなるためです。

妊娠すると赤ちゃんを保護するために、ただでさえ、おなか周りの皮下脂肪が厚くなるため、妊娠中の体重管理には気をつけましょう。

妊娠線の予防ケアを始めるタイミングは?


妊娠線の予防ケアを始めるタイミングは?

妊娠線予防のための保湿ケアは、おなかがふくらみ始める妊娠4~5か月くらいから始めるとよいでしょう。妊娠線は、体形の変化が大きくなる妊娠中期(週数:16週~27週、月数:5か月~7か月)から妊娠後期(週数:28週以降、月数:8か月以降)に現れやすいため、その前からケアを始めるイメージです。
ケアは、肌が乾燥しやすく、クリームがなじみやすいお風呂上がりに行うのが効果的です。加えて、適度に間隔を空けて1日数回行い、皮ふをやわらかく保つことを心がけましょう。肌の乾燥が気になったタイミングで行うとよいかもしれません。

また、体重管理も同時に進めるのがおすすめです。カロリー管理だけでなく、ウォーキングなどの適度な運動も行えると効果が上がりやすくなります。適正な体重増加は、妊娠前に標準体重だったならば1週間で500グラム以下の増加が目安です。ただし、妊娠前の体形によっても異なるため、かかりつけの産婦人科医と適切な体重を相談し、無理のない範囲で管理するとよいでしょう。

保湿ケアや体重管理は、継続が重要です。毎日の習慣として無理のない範囲で続けていきましょう。つわりなどで体調が不安定な時期は無理せず、安定してから少しずつ意識してくださいね。


できたら消えない?!妊娠線は早期の保湿ケアで予防しよう


妊娠線は、多くの妊婦さんが気にする妊娠中の変化です。できてしまうと完全に消えにくいため、予防がとても重要になります。

妊娠線は前述のとおり、早ければ妊娠6か月ころからでき始めるため、妊娠4~5か月くらいから予防を始めてください。
予防のポイントは、
①保湿ケアで肌のうるおいと柔軟性を保つこと
②急激な体重増加を防ぐこと
──の2つです。

毎日の保湿ケアは、今まで使ってきたお気に入りの製品を使っても構いません。ただし「微香性で香りが気になる」「肌が敏感になりやすい妊娠期に使うには配合成分が心配」「妊娠中に塗るには伸びにくくて使用感がよくない」などと感じられたら、妊娠中でも使いやすいマタニティクリームを使うこともおすすめです。

大切なのは、穏やかな心持ちで無理なくケアを続けられること。ご自身に合うアイテムを見つけてください。

妊娠線の予防に関するよくある質問

Q. 妊娠線は予防できるもの?

A. 完全に防ぐのは難しいものの、保湿と体重管理を徹底すればできにくくできます。早めのケアが予防の鍵です。

Q. 妊娠線予防に効果的な成分は?

A. 植物性オイルと保湿成分が適度に配合されたクリーム製剤は、皮ふの保湿性や弾力を高めるのに有効です。低刺激のものを選びましょう。

Q. 妊娠後期でも予防は間に合う?

A. 後期からでも保湿とケアを継続すれば進行を抑えられます。完全に防げなくても発生を減らす効果があります。



関連記事

人気タグ

関連コンテンツ

運営:サラヤ株式会社

赤ちゃんの肌成長に合わせた本当のやさしさを提供するために、肌刺激の心配がある成分は無添加。アラウ.ベビーは、ママとパパ、赤ちゃんに安心と安全、使いやすさを提供する無添加ベビーブランドです。

詳しくはこちら

PAGE TOP
PAGE TOP